USE SCENERFID利用シーン
【畜産業】和牛×RFIDで精液/受精卵を管理
開発の背景
畜産業では人工授精を行う場合、精液や受精卵をストローと呼ばれる容器に採取して保管、使用されます。
これらの容器は細胞の経時劣化が発生しないよう液体窒素(-196℃)下で保存されています。ストローは幅2㎜程度の細長い容器である為、従来はレーザー印字を行って個体識別していましたが年間数千本、数万本の管理をする為在庫管理や入出庫作業が目視確認で行われており多くの工数が取られています。
また、日本の和牛は海外からの評価も高くブランド牛として取引されており、和牛精液の流通には多くの関係者がかかわっている事から精液の海外流出の懸念があり、トレーサビリティの適正化や使用履歴の把握など流通管理の徹底が問題視されていました。
牛用精液/受精卵管理用タグ
和牛精液はストローに充填され超低温下で保管、入出荷時の確認作業も全て液体窒素内で行われます。過酷な状況に耐久でき-196℃の中でも動作する超小型のICタグを開発しました。
ストローの端部に取り付ける為のキャップも開発し、ICタグを封入した状態でマーカーロッドの様に使用可能です。
液体窒素内でリーダーにかざすだけでスムーズにカウントが出来る為作業性の向上とヒューマンエラーによる数え間違い、取り間違いを防止できます。
中でも受精卵は高価に取引される為、ピックアップしたストローが合っているかどうかを画面上で確認出来る事は大きなメリットとなります。
畜産関係で業務効率化に興味が御座いましたら是非ご用命お願いします。
CONTACT お問い合わせ
-
電話でのお問い合わせ
-
Webからのお問い合わせ