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【真贋判定】NFCタグを活用した真贋判定
NFCとは
NFC(Near Field Communication)とは13.56MHzの周波数帯域を利用したスマートフォンでも通信可能な近距離無線通信の規格です。
10㎝程度の近距離で利用できる通信技術で短い距離である為、高速で通信できるというメリットがあります。
iPhoneやAndroid等殆どのスマートフォンにはNFC機能が搭載されておりおサイフケータイや交通系ICで世の中に普及しており、日常生活に浸透している技術です。
最近ではNFCを搭載したクレジットカードも目にするようになってきており決済端末にカードをかざすだけで支払いが出来るようになっています。
■QRコードとNFCの比較
QRコード:カメラを起動してスキャンする必要があり、情報の変更が出来ない。
印刷によってQRコードのコピーが容易でセキュリティ性を要求される用途では使用出来ない。
NFC:スマートフォンをかざすだけで通信でき、高速で多くの情報を扱える。
ICタグ一枚一枚がユニークIDを持っており複製不可。
QRコードのようにカメラを起動し焦点を合わせる必要が無く、NDEFというコード体系でURL情報を書き込みしておくことでスマートフォンを近づけるだけでブラウザに飛ばすことが可能となります。
■NFCの規格について
NFCの規格には種類があります。世界的に活用されている代表的な規格は
「Type-A」「Type-B」「Type-F」の3つです。
・Type-A
オランダで開発されたNFCの規格で海外に広く普及しています。
特徴としては他の規格と比較して安価に利用できること。
以前はICチップが搭載されたテレホンカードに利用されていました。
・Type-B
アメリカで開発されたNFCの規格です。Type-Aと同様に海外で広く利用されています。
CPUが内蔵されている為処理が早く、セキュリティレベルが高いこと。
日本国内ではパスポートや運転免許証、住民基本台帳カード、マイナンバーカード等に採用されています。
・Type-F
ソニー株式会社が開発したNFCの規格で「Felica」とも呼ばれます。
主な特徴は処理速度が約0.1秒と非常に早く、セキュリティ面でも優れていることです。
日本国内で広く普及しており、交通系ICカードの他電子マネーでも利用されています。
■NFCの機能について
NFCの具体的な機能については以下の通りです。
1)リーダライタ機能
NFCが搭載された電子機器は決済端末やハンディリーダーとして様々な非接触ICカードやタグの読み書きが出来ます。リードする動作によって端末操作の手間を軽減させ情報を端末上に表示させることで商品選択やサービスの比較をスムーズに行う事が出来ます。
2)カードエミュレーション機能
これまで非接触ICカードが実現してきた、クレジットや電子マネー決済等カードのエミュレーションを行います。NFCはMifareやFelicaなど様々な規格が乱立しているカードと互換性がある為複数の規格のICカードサービスを包含した展開が可能になります。
3)端末間通信機能
P2P機能とも言いますが、端末同士のデータ送受に使用されます。
スマートフォン等のNFC搭載の機器同士をかざすだけで連絡先やSNSプロフィール、画像データのやり取りができます。
NFCを活用した真贋判定
NFCが持っている固有のIDを活用する事で、製品が正規品である事を判別可能です。
工場からの出荷時にNFCの固有IDを登録し、製品を購入した消費者の方がNFCタグをタップした際に専用サイトにアクセスすれば固有IDを基に判定出来ます。
また、他の効果として消費者がスマートフォンでタップすることでGPSから位置情報を取得したり、商品に貼付したNFCをタップされた回数をカウントすることで消費者がどの商品に興味を持っているのか等といったデータを取得することが可能となります。
商品へのNFC貼り付けだけでなく製品のPOPや街中のポスター等、あらゆる空間でお客様との接点を取る事が可能です。
NFCタグのカスタマイズによって対象物に取り付けたタグを剥がす際に壊れる仕様等に変更することも可能です。
株式会社Uni TagではNFCタグの設計開発、製造販売も行っておりますので是非お気軽にお問合せ下さい。
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