BEGINNERS初めての方でもわかるRFID

「RFIDのご利用が初めての方」「これから導入をご検討されている方」などに、
RFIDの特徴やメリットなどを解説します。

What is RFID?RFIDとは

RFIDとは、【Radio Frequency Identification】の略で電波を用いてRFタグに保存されているデータを非接触で読み書きする技術です。
無線技術により、バーコードやQRコードでは不可能であった複数同時の読取や離れた位置からの読取などが可能です。またIoTの一つのツールとして、新たな利用価値創出も期待されています。

What is RFID? RFIDとは
  • RFID(リーダー)

    RFID(リーダー)

    電波(電磁波)を用いて、RFタグのデータを非接触で読み書きするもの

  • RFタグ

    RFタグ

    電波(電磁波)を用いて、内蔵したメモリのデータを非接触で読み書きする情報媒体

FeaturesRFIDの特徴

RFIDにはバーコードでは実現できない、以下のような特徴があります。

01

距離が離れていても読める

01 距離が離れていても読める

長いもので20m以上離れていても読みとることができます。
高いところや危険なところにある対象物も近づくことなく読み取ることができます。

02

見えなくても読める

02 見えなくても読める

箱の中などに入っている見えないタグを読むことができます。
いちいち箱を空ける必要がなく、作業効率が格段に改善されます。ただし、金属により遮蔽されたタグは読みとることができません。金属にスリットを入れるなどの工夫が必要です。

03

複数同時に読める

03 複数同時に読める

リーダをかざすだけで数百枚のタグを一括読み取りすることができ、タグを一つ一つ探して読み取る必要がありません。

04

汚れていても読める

04 汚れていても読める

タグの表面が汚れても読み取ることができます。
汚れやすい現場などバーコードやQRコードが使えない環境も使用することができます。

05

データの書き換え、追加ができる

05 データの書き換え、追加ができる

ICチップのメモリー内のデータの書き換えや追加が簡単にできます。ご利用状況に合わせて、必要な情報を適切なタイミングでタグへ記録することができ、製品の工程管理やトレーサビリティ管理などに役立ちます。

TYPERFIDの種類

周波数帯域により分類され、それぞれに特徴があります。Uni TagではHF帯、UHF帯で電池を必要としない
パッシブタイプのRFタグを得意としています。

  • LF帯(Low Frequency)
  • HF帯(High Frequency)
  • UHF帯(Ultra High Frequency)
  • マイクロ波帯(Microwave Frequency)
分類 LF帯 HF帯 UHF帯 マイクロ波帯
周波数
(波長)
135kHz
(2.2km)
13.56MHz
(22m)
920MHz
(326mm)
2.45GHz
(122mm)
交信方式
(交信距離)
電磁誘導
(数cm)
電磁誘導
(数十cm)
電波方式
(~数十m)
電波方式
(数m)
周波数
(波長)
水分、人体、ガラスなどの影響が少ない。 NFC、Felicaで広く普及 交信距離が長い。
複数同時読込の規格がある。
アンテナ短く小型化が可能。
交信方式
(交信距離)
スキーゲート,リフト回数券、自動倉庫 交通系ICカード、
運転免許証、社員証
アパレル商品、物流・流通・資産管理 屋内物流、資産管理

Uni TagはRFIDコンサルティングで
皆様の課題を解消するサービスをワンストップでご提供いたします。

お客様の課題を解決する豊富な実績と安心の技術力に基づき、
ご要望に応じた専用のRFタグの試作・設計から製造まですべてサポートさせていただいております。

RFID全般についてやリーダー、ICタグについてなど、当社へ寄せられるご質問をQ & A形式でご紹介します。
スムーズなお問い合わせ応対をさせて頂くためにも、まずはご確認いただけると幸いです。

RFID全般について

Q1.RFIDはどのようなところで活用されていますか?

小売業、物流業をはじめとし、外食産業や医療産業などさまざまな業種において、備品管理や在庫管理、棚卸業務などで活用されています。
当サイトでも活用例や導入事例について紹介しております。

Q2.RFIDの導入に必要なものはなんですか?

RFIDリーダライタ(アンテナ)、RFタグ、PC(サーバー)、アプリケーション(棚卸システム、読取システムなど)が必要となります。

Q3.特定のRFタグだけを読み取ることは可能でしょうか?

可能です。
RFIDリーダの出力を調整することで、箱の中身を空けることなく、特定のRFタグがどの箱に入っているかの探索なども行うことができます。

RFタグについて

Q1.RFタグの読取距離はどのくらい可能ですか?

HF帯は数cm、UHF帯は数m程度可能で長いもので20m以上のものもあります。
UHF帯は貼付対象物や周囲の環境により大きく変化することがあり、注意が必要です。

Q2.RFタグを金属面に貼り付けて読み取ることはできますか?

以下の方法があります。ご使用環境に合わせてご提案致します。
・金属対応タグを使用する
・タグと金属の間にはスペースを設ける
・タグを垂直に立てる

Q3.RFタグにはどの程度の情報を保存することができますか?

ユーザーで書き換え可能なメモリは、EPCメモリとユーザーメモリがあります。
EPCメモリは、取り付け対象物と管理システムを紐付するための固有IDです。
容量は96ビット~128ビットが一般的で16進数で24桁~32桁の書き込みが可能です。
ユーザーメモリはICチップにより異なり、大きいタイプで2kビット程度です。

Q4.RFタグの価格は?

1個あたり数円~数百円程度の幅があります。
アパレル業界などで大量に使用されているラベルタグなどは安価ですが、屋外の機材管理など過酷な環境で使用される金属対応タグなどは比較的高価になります。
耐久性を持たせるための加工仕様や大きさ、数量によって価格が変わります。

Q5.RFタグはどのくらいの枚数から購入できますか?

製品の種類にもよりますが100枚~からの販売も可能です。
詳しくはお電話もしくはお問い合わせフォームよりご相談ください。

Q6.RFタグの加工は可能ですか?

ラベルタイプであればラミネートやパウチ加工、その他タグもご利用シーンに合せた加工が可能です。

RFIDリーダーについて

Q1.RFタグはどのようにして読み取るのでしょうか?

RFIDリーダーと呼ばれる専用機器で読み取ります。
UHF帯のRFIDリーダーは、電波出力で高出力と特定小電力に分類されます。
高出力タイプは総務省へ電波利用申請が必要となりますが、特定小電力は不要です。
また、据え置きタイプやハンディタイプ、装着タイプなどの種類があり、ご利用環境に合わせて選択することができます。

Q2.高出力タイプのRFIDリーダーの電波出力を250mW以下に設定して使用する場合も、電波利用申請は必要ですか?

電波利用申請が必要です。

Q3.RFIDシステムで使用している電波は人体の影響はないのでしょうか?

日本の指針については総務大臣の諮問機関である電気通信技術審議会から答申が出されており、この答申では、動物実験等の結果に基づき、影響が生じる閾値に約50 倍の安全率をみて、 電波防護指針値(一般環境)を定めています。
高出力36dBm(EIRP)のRFIDシステムについて、この電波防護指針基準値を超える空中線からの距離を算出すると約23~72cmとなりますので、これらの距離内の場所には、容易に人が出入りすることができないような対策が必要となるとされています。
また特定小電力36dBm(EIRP)の場合は約8~32cmとなります。

その他

Q1.RFIDについて詳しくないのですが、いろいろ聞いてもいいですか?

もちろんです。お電話もしくはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

Q2.製品カタログを頂くことはできますか?

お電話もしくはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。

Q3.デモ機の貸し出しは行っていますか?

もちろんです。お電話もしくはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

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